※2018年2月現在 状況が少し変わっているようです。
最新の情報でないことをご了承くださいませ
愛用しているホテルグループ、IHGのホテルプログラムについてまとめています。
IHGとホテルプログラム
IHGとは
IHGとは、Intercontinental Hotels Groupの略で、イギリスに本部を置くホテルグループの総称です。
「インターコンチネンタルホテル」「クラウンプラザホテル」「ホリデイ・イン」など、複数のブランドで4,500軒以上のホテルを運営しています。
日本では 全日空(ANA)と業務提携して設立した「IHG・ANA ホテルグループ ジャパン」として日本各地にホテルを運営しています。
日本にあるホテル
日本には現在「全日空ホテル」を含め下記の33軒のIHG系列ホテルがあります。
- 北海道エリア
- ・ANAクラウンプラザホテル稚内
- ・ANAクラウンプラザホテル千歳
- ・ANAクラウンプラザホテル釧路
- ・札幌全日空ホテル
- ・ANA ホリデイ・イン札幌すすきの
- 東北エリア
- ・ANAホリデイ・イン仙台
- 信越エリア
- ・ANAクラウンプラザホテル新潟
- 関東エリア
- ・ANAインターコンチネンタルホテル東京
- ・ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
- ・ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ
- ・ヨコハマ グランドインターコンチネンタル ホテル
- ・ANAクラウンプラザホテル成田
- 北陸エリア
- ・ANAクラウンプラザホテル富山
- ・ANAクラウンプラザホテル金沢
- ・ANAホリデイ・イン金沢スカイ
- 中部エリア
- ・ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
- 関西エリア
- ・インターコンチネンタルホテル大阪
- ・ANAクラウンプラザホテル京都
- ・ANAクラウンプラザホテル大阪
- ・ANAクラウンプラザホテル神戸
- ・ホリデイ・イン大阪難波
- 中国エリア
- ・ANAクラウンプラザホテル岡山
- ・ANAクラウンプラザホテル広島
- ・ANAクラウンプラザホテル宇部
- ・米子全日空ホテル
- 四国エリア
- ・松山全日空ホテル
- 九州エリア
- ・ANAクラウンプラザホテル福岡
- ・ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル
- ・ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ
- ・ANAホリデイ・イン リゾート宮崎
- 沖縄エリア
- ・ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート
- ・ANAインターコンチネンタル石垣リゾート
- ・ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー
IHG Rewards clubとは
IHGのホテルプログラム
IHG rewards clubは、そのIHG系列のホテルで様々な特典が受けられるロイヤリティホテルプログラムです。同様のホテルプログラムはヒルトンのHオナーズやSPGのスターウッド・プリファード・ゲストなど複数存在し、FSP(Frequent Stayer Program)やFGP(Frequent Guest Program)とも呼ばれています。
要は「沢山泊まってくれたら、そのお礼に特別なサービスをするのでひいきにしてね!」って事ですね。
ホテルプログラムに入るメリットとデメリット
IHGに限らず、ホテルプログラムは一般的に下記のようなメリット、デメリットがあります。
メリット
ポイントの獲得
ほとんどの場合、宿泊料金に応じてポイントがたまります。そのポイントを使って下記の特典が利用できます。
ポイントを使った特典
ポイントで無料宿泊をしたり、部屋をアップグレードしたりする事ができます。
また、通常ホテルの宿泊料金は忙しい時期は高く、暇な時期は安くなります。
一方ポイントは基本的には曜日や繁閑に関係なく一定です。
但し、ポイント宿泊は部屋のグレード指定ができなかったり、室数が限られていたり、そもそも利用できない期間があったりします。
会員ランクにあわせた特典
朝食無料、ラウンジ利用無料、部屋のアップグレードなど、プログラムにより大きく差が出るところではありますが、上にあげたようなものが代表的なものです。
海外でチェックインが簡単
稀なケースかもしれませんが、英語もろくにできないのに個人旅行で海外に行く(しかもイタリアやオランダなど英語圏じゃない)場合、
言葉がわからないながらも会員カードさえ出せばある程度はなんとかなります。
パスポートの提示と署名を求められるくらいで済むことが多いので、やや精神的負担の軽減につながります。
こんなこと考えてるのは僕だけかもしれませんが 笑
デメリット
基本的にはどのプログラムも無料ですので、大きいデメリットはありません。
ただし、原則上記の特典は公式のチャネルから予約した場合でないと受ける事ができません。
特に外資系は一休や楽天トラベルと比べて公式サイトが分かりづらかったり、使いづらかったりする事も多く、うまく使うには多少の慣れが必要になります。
また、IHGやヒルトン等はビジネスホテルの値段と比べると当然格段に高く、多くのポイントやステータスを得るために必要以上にお金を使ってしまわないよう注意が必要です。
IHG Rewards clubの特徴
詳しい特典内容は後にまとめますが、他のホテルプログラムと比較して(日本の)IHG rewards clubの特徴は下記のようなものです。
- 入会するだけである程度の特典を享受できる
(レイトチェックアウトなど) - キャンペーンでポイントがたまりやすい
- 無料宿泊特典のハードルが低い
- 上級会員になっても、朝食無料など目に見える直接的なメリットが少ない
IHGを選ぶ理由
上の特徴をみると、大きな特典がなくそれほどお得でもないように感じますが、それでもIHGを選ぶ理由があります。
それは、 下記の2つです。
- 日本でのホテル数の多さ
- アンバサダーの存在
日本でのホテルの多さ
ヒルトン系列 13軒
東京3軒、千葉2軒、神奈川、福岡、大阪、北海道、愛知、沖縄3軒
ハイアット系列 10軒
東京4軒、福岡2軒、大阪、京都、神奈川(箱根)
、沖縄
マリオット系列 15軒
東京5軒、大阪3軒、名古屋、京都、長野、徳島、沖縄3軒、
SPG系列 20軒
北海道4軒、宮城、東京3軒、千葉、神奈川、京都、兵庫2軒、大阪3軒、宮崎、広島、愛知、沖縄
IHG系列 33軒
北海道5軒、宮城、新潟、東京3軒、千葉、神奈川、金沢2軒、富山、愛知、大阪3軒、京都、兵庫、岡山、広島、山口、鳥取、愛媛、福岡、長崎、熊本、宮崎、沖縄3軒
特に地方都市では、外資系はIHGだけというのも珍しくありません、
アンバサダーの存在
別記事でも書いていますが、インターコンチネンタルアンバサダーという有料プログラムは使いようによっては一発で年会費の元が取れます。
それに加えて入会するだけでIHG Rewards clubのゴールドステータスが得られます。
簡単に獲得できるゴールドステータスを、日本でも色々なホテルで楽しむ事ができるのが大きな魅力です。
ちなみに、IHGのアンバサダーの他にSPGやヒルトンのように提携クレジットカードに入会する事で即ステータスを獲得できるものもあります。
IHG Rewards clubの特典
IHG Rewards clubでは、毎年1/1〜12/31の宿泊数や獲得ポイントに応じてクラブ、ゴールド、プラチナ、スパイアと4段階のステータスがあります。
ただし、宿泊数やポイントはカウント対象になるものでなければいけません。
予約は当然公式チャネルのみで楽天トラベルや一休.com等からでは対象の宿泊とはなりませんし、そもそもポイント獲得もできません。
対象ポイントについては、原則キャンペーンやエリート特典のボーナスポイントは対象となりません。
クラブ会員
無料の入会だけで獲得することができます。
基本的な特典として、
- 宿泊料金に応じたポイントやマイルの獲得
- ポイントを使った無料宿泊特典
- 無料インターネット
- 新聞無料サービス
- 専用フリーダイヤルでの予約
14時までのレイトチェックアウト(申し出があった場合。空室状況なよっては不可)
クラブ会員の特典からは除外されたようです。
があります。
専用の予約フリーダイヤルも利用できます、 この時代に電話で予約する人がどれくらいいるのか疑問ではありますが…
また、リクエストベースにはなりますが14時までのレイトチェックアウトは特典の中でも特に利用価値の高いものかと思います。
ゴールドエリート
10泊の宿泊または10,000ポイントまたはインターコンチネンタルアンバサダーへの入会が条件。
クラブ会員特典に加えて以下の特典が追加されます。
- ボーナスポイント10%
- プライオリティチェックイン
- ポイント有効期限なし
ゴールドになるとポイントが無条件で有効期限なしとなります。プライオリティチェックインもチェックインが重なる時間や繁忙時期に宿泊の際は役に立つかもしれません。
ボーナスポイントに関しては、インターコンチネンタルやクラウンプラザ、ホリデイ・インでは1USDにつき10ポイントのものが11ポイントになるだけなので、ないよりはマシ程度でしょうか。
また、IHGANAのエリート特典案内では、レイトチェックアウトはゴールド以上の特典として表示されています、
少なくとも日本国内では、クラブとゴールド以上は明確に分けられているものと考えられそうです。
参考リンク
IHGANA内、会員ランクについて
プラチナエリート
40泊の宿泊または40,000ポイント
ゴールド会員特典に以下の特典が加わります。
- ボーナスポイント50%
- 客室保証サービス
- 無料の客室アップグレード
- エリート繰越宿泊
プラチナになるとハードルも上がってくるので、特典も増えてくるかと思いきや、そうでもありません。
嬉しいのは客室アップグレードでしょうかね。
客室保証サービスはイベントがある場合等は使用できないため、活用できるのはなかなかレアなケースと思いますし、40泊よりは40,000ポイントの方が格段にハードルが低いため、繰越宿泊もあまり意味がないようにも感じます。
スパイアエリート
75泊の宿泊または75,000ポイント
プラチナ特典に使いされるのは下記のものです。
- ボーナスポイント100%
- ステータス獲得、更新時の選択式特典
- (ハーツGoldプラス・リワーズ Five starステータスへの限定アップグレード)ボーナスポイント100%はさすがに大きいですね。後記しますが、1ポイント0.7円くらいと
計算して基本ポイントとあわせて1USDにつき20ポイント、14%の還元となります。選択式特典は - プラチナ資格をプレゼントできる権利
- 25,000ボーナスポイントと、75泊の特典としてはなんとも微妙。
また、括弧で囲んだ海外レンタカー ハーツの特典に関してはIHGANAの方に記載があるものの、会員規約には記載がなく少なくとも日本では役に立たなそうです。
使えそうな特典
以上をまとめてお得さのある、使えそうな特典としては
- レイトチェックアウト(クラブ〜.)
- ポイント有効期限なし(ゴールド〜)
- 客室アップグレード(プラチナ〜)
といったところでしょうか。
やはり他プログラムの朝食無料やラウンジ利用無料等と比べると物足りなさが目立ちます。
かかる費用を考えると、特典としてはゴールドで十分、可能であればポイントでプラチナを目指すというのが現実的と感じます。
入会方法
IHG Rewards clubの入会は公式HP(IHG.com)より行えます。
IHG.com
手っ取り早くエリート会員になるには?
ボーナスポイントパッケージで宿泊をする
各ホテルにはボーナスポイントパッケージという通常ポイントの他にボーナスポイントが加算される宿泊プランがあります。
原則ボーナスポイントはエリート会員の判定対象にならないのですが、こちらは何故か判定対象に含まれ、プラン詳細にもその旨の記載があります。ただし、付与されるのは基本的に1泊ごとではなく、1滞在ごとになります。
例えば5,000ポイント付きの宿泊プランの場合、5,000ポイントのボーナスポイントが付きますので2回の滞在でゴールドステータス、通常ポイントとあわせて7〜8回の滞在でプラチナステータスを獲得できます。
アンバサダーに入会する
上にもありましたが、インターコンチネンタルアンバサダーに入会するとそれだけでゴールドステータスが獲得できます。
一泊でもインターコンチネンタルブランドのホテルに泊まる予定があるなら、迷わずこちらをオススメします。
やはりおすすめはアンバサダーですかね。
ポイントについて
ポイント獲得の基本
一番資本的なポイント獲得の方法は、公式チャネルからの予約でしょう。 ブランドによって異なりますが、宿泊金額1USDにつき5〜10ポイントが基本ポイントととして加算されます。
日本にあるIHG系では、基本的に1USDにつき10ポイントです。ただし全日空ホテルについては金額に関わらず、札幌は1,300ポイント、松山と米子は600ポイントとなります。
また、税金やサービス料については対象金額に含まれない事にも注意が必要です。
参考リンク
IHG リワーズクラブ 会員規約
ポイントの期限
ポイントは1年間増減がないと失効してしまいますが、ゴールド以上の会員の場合は期限なしとなります。
ポイントが加算されるまで
通常の滞在の場合、チェックアウトから7〜10日くらいで反映されることが多いです。キャンペーンのポイントはいつも忘れた頃についているので、気長に待たないといけません。
キャンペーンのポイントをあてにしている場合は注意が必要ですね。
また、たまに宿泊が「Non-Qualifying Stay(ポイント加算対象外の宿泊)」となってしまうことがあります。その場合はカスタマーケアに連絡してみましょう。
参考リンク
IHGカスタマーケア
2017/01/27公開
2017/01/28追記
2017/01/30追記
2017/02/06追記